【戦評】第29回 山梨中央銀行杯 山梨県ママさんバレーボール大会

第29回 山梨中央銀行杯 山梨県ママさんバレーボール大会

▼決勝戦
春日井ベリー  2-1 田富北

▼会場
昭和町総合体育館

▼日時

2025年6月1日(日)
12:00~13:16

▼審判

主審:大輪年美
副審:保坂知子

記録:遠藤朋子

▼戦評

決勝は、2大会ぶり2度目の優勝を目指す田富北と5大会ぶり3度目の優勝を狙う春日居ベリーの対戦だった。準決勝では葉東をストレートで下した田富北、春日居ベリーは石和北と峡東ブロック同士での準決勝をストレートで勝ち進んできた田富北は、子どもの運動会で準決勝に間に合わなかった有泉が駆けつけていた。立ち上がりは両チーム慎重に進み、3-3からはじめに抜け出したのは春日居ベリー。エース小山田が立て続けにアタックを決め6-3とリード。その後、11-7から春日居ベリーのミスが続き11-10と田富北が追い上げてきたところで春日居ベリーのタイムアウト。流れが田富北に向かいかけたが春日居ベリー小山田がアタックを決め、流れをたち切ったところで田富北1回目のタイムアウト。田富北は三浦と中村がセミとレフトからバランスよく攻めこんでいるが、春日居ベリーの好レシーブに決めきれず、キャプテン金山にサービスエースを決められ18-14になったところで田富北有泉監督が2回目のタイムアウト。田富北はトスを三浦に集め緩急のある攻撃にも対応し、春日居ベリーの有賀、斎藤、小山田の3方向からの多彩な攻撃がとまらない。マッチポイントは三浦のアタックを横内のレシーブが後ろにそれるも若杉が冷静に2段トスをあげ、後ろから来た難しいボールを小山田が決めて春日居ベリーが1セット先取。

続く第2セット、田富北は遅れてきた有泉を投入。春日居ベリーは立ち上がり3-1とリードしたところで横内が足を痛めタイムアウトの末、三枝と交代。田富北は3-4の時に鈴木から滝野にメンバーチェンジ。どちらのチームもレシーブが良く上がり白熱したラリーが続き、三浦と小山田の両エースにボールを集めての打ち合いとなる。4-5と逆転されたところで春日居ベリーの横内がコートに戻る。三浦はテンポをずらしたフェイントでオーバーネットを誘った。小山田は強烈な攻撃でブロックを打ち抜き吸い込みとなるなど、田富北と春日居ベリーの攻防戦が続く。春日居ベリーの小山田、斎藤、有賀の多彩な攻撃に田富北の佐野がレシーブをはじかれたところで、11-8となり田富北が1回目のタイムアウト。『丁寧に!』と有泉監督が声をかける。田富北は佐野を中心に好レシーブから三浦とレフト中村につなげるバレーを展開し、11-11と追い上げる。春日居ベリー金山の対角線への鋭いサーブに三浦のオーバーが後ろにはじかれサービスエースで15点目を取られたところで田富北2回目のタイムアウト。春日居ベリーは16-11と勢いに乗りかけたところでドリブルを取られ、田富北三浦のサーブが回ってくる。サーブで崩し、チャンスボールを三浦に集め14-16と追い込んだところで今度は春日居ベリーのタイムアウト。しかし田富北の勢いは止まらず三浦のサービスエースも決まり16-16と追い込んでいく。田富北の気迫と勢いに押され20-18。田富北のマッチポイントは佐野のサービスエースで21点目が入り田富北が1セット取り返し、3セット目に突入。

第3セットは、2セット目の接戦を制し、勢いを取り戻した田富北、対照的に耽々と闘志を燃やしや3セット目に挑む春日居ベリー。立ち上がり春日居ベリー金山のツーアタックが決まり勢いに乗ると、田富北はレシーブやアタックのミスが続き5-2とリードされる。しかし、田富北も中村のエンドラインいっぱいのサーブでレシーブを崩し、4-5と追い上げるが2点差が詰まらず、徐々に点差が離れていく。10-5となったところで田富北がタイムアウト『盛り上げて!声を出して!』と有泉監督が選手を鼓舞する。しかし小山田の強烈なスパイクが決まり11-6でコートチェンジ。その後も春日居ベリーの3か所からの攻撃に田富北の守備が翻弄され、16-9で田富北2回目のタイムアウト。再開直後に春日居ベリー田中のサービスエースを決められ、立て直すことができない。田富北もエース三浦にボールを集め攻撃するも春日居ベリーの守備に阻まれ、逆に小山田に繋がり20-12と点差が詰まらないまま春日居ベリーのマッチポイント。2段トスを上げようとした春日居ベリー田中がドリブルを取られ20-13となるが、田富北滝野のサーブから帰ってきたボールを滝野がレシーブするも、ライトのネット際にあがりコートに落ちてしまう。21点目が春日居ベリーに入り、ゲームセット。春日居ベリーが5大会ぶり3度目の優勝を勝ち取った。

 

▼春日井ベリーの皆さん

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