【戦評1部】49回会長杯・第45回コカ・コーラボトラーズジャパンカップ

第49回会長杯・第45回コカ・コーラボトラーズジャパンカップ 1部

《 戦評 》

▼決勝戦
山梨クラブ 2-0 むかわ

▼会場
小瀬スポーツ公園体育館

▼日時

2022年5月26日(木)
13:00~13:43

▼審判
主審:
副審:
記録:

▼戦評

前回優勝で連覇を狙う山梨クラブと5大会ぶりに特設コートに戻ってきて初優勝を目指すむかわの対戦となった1部決勝戦。第1セットは、チームの絶対的エース大沢、相手の高いブロックの脇を抜く白鳥のスパイク。両エースのポイントから始まった。取って取られて、点差が2点以上離れない、見ごたえのある序盤となった。

そんな流れが変わったのは、むかわの1本の連携ミス。すぐあとの山梨クラブ9番荻野のサーブの時に5連続失点。その後7-16と点差を広げられてしまった。むかわはライト岸のスパイクや、粘り強いレシーブから白鳥に繋ぎ攻撃をするも、点差を詰めることが出来ず1セット目を山梨クラブに先取された。

2セット目の出だし。山梨クラブはセッター廣瀬のサーブでリズムにのり先行していく。好調なのはサーブだけでなくトスワークも冴え、両サイドの大沢・荻野、センターから深沢・雨宮、多彩な攻撃を仕掛けていった。1セット目と同様に荻野と深沢のサーブに苦しめられたむかわは、この試合最大の11点差を付けられ6-17となった。
しか
し山梨クラブは連覇への重圧か、あと4点が遠かった。むかわ岸のブロックポイント、中原のネット際へ落したサービスエース、白鳥の角度のあるスパイク。11-18と追い上げ山梨クラブにこの試合初めて、タイムを取らせた。ここからはエースの踏ん張りどころ。両者譲らずサイドアウトを繰り返したが、20-14山梨クラブのマッチポイント。粘るむかわだったが最後は白鳥の攻撃がネットを超えずゲームセット。山梨クラブの優勝が決まり、大会2連覇を達成した。

試合後、3連覇を狙いたいと次の目標を決めた山梨クラブ。チーム力が充実している今、このチームに一矢報いるチームはどこになるのか、早くも楽しみに思っている。

記載者:有泉千織

 

▼山梨クラブの皆さん