【戦評】第49回山日YBS杯ママさんバレーボール大会

第49回 山日YBS杯ママさんバレーボール大会

《 戦評 》
決勝戦
春日居ベリー 2-0 塩山南

会場
小瀬スポーツ公園体育館

日時
令和3年11月17日(水)
12:30~13:16

審判
主審:雪丸幹子
副審:遠藤朋子
記録:小林ほみえ

戦評

2年ぶりに開催された山日YBS杯。出場49チームの頂点を決める決勝戦は、拾って繋ぐバレーの塩山南と高さとパワーを誇る春日居ベリーとの対戦となった。春日居ベリー小山田、塩山南徳良 両チームのエースのスパイクで試合が始まった。1セット目序盤、徳良の鋭いスパイクや春日居ベリーの連係ミスなどもありリードを広げていく塩山南。10ー5と点差が縮まらないまま中盤へ。硬さがほぐれてきた春日居ベリーは、ツインタワーの一角ライト高野・センター吉岡・根津の攻撃が加わり徐々に塩山南を追い詰め、17ー17で同点に並んだ。ここからこのセット始めて春日居ベリーがリードし、先にセットポイントを取った。塩山南は徳良の緩急をつけた攻撃などで20ー20のデュースとし粘るも、最後は高野のサービスエースで接戦となった第1セットを春日居ベリーが奪った。第2セットは勢いのついた春日居ベリーが小山田・高野のスパイクで得点を積み重ねていく。対する塩山南は相手の強烈なスパイクボールに向かっていきレシーブで応戦。レフト五味・ライト勝俣・エース徳良に繋ぎ、離されまいと喰らいついていく。中盤までに最大7点の差がついてしまったが、春日居ベリーのミスもあり連続得点で巻き返した。流れを戻したい春日居ベリーはタイムをとり、「気持ちを切り替えもう一度集中しよう」と声を掛け合った。タイムあけ小山田のスパイクでサーブ権を奪い返すと、高野のサーブポイント・根津のブロック等で連続得点。何とか返球したラストボールがネット上を転がり塩山南のコートに落ちるラッキーポイントでマッチポイント。最後まで諦めず粘り強くレシーブで繋いだ塩山南だったが、春日居ベリー高野のフェイントボールがコートに落ちゲームセットとなった。春日居ベリーは4大大会の中で唯一手にしたことのなかった、山日YBS杯優勝の栄冠を手に入れた。
もっともっと強くなる力を備えている両チーム。頭一つ抜き出て、グランドスラムを達成できるよう今後の活躍を期待しています。
今大会は、コロナ禍において少しでも多くのチームに参加していただけるよう、合同チームでの参加や いそじ・ことぶきのブロック等も設けました。少しづつでも練習を再開し大会に出場していただけるチームが増えることを願います。
記載者/有泉千織

春日居ベリーの皆さん